2019/03/18 01:08
こんばんは。
農園長の錦織です。
いつも当園のインスタグラム、フェイスブックページをフォロー、ご覧頂いております皆様、そして全国からご注文を頂いております皆様、いつもありがとうございます。
さて、他方面でもお知らせ致しておりますが、いくらSNSが発達したとは言え、隅々までお知らせ出来ていないのでは意味がありません。ですので、内容は重複してしまいますが、こちらでもお知らせ出来ればと思い投稿させて頂きます。
昨日の、米糠を肥料で散布の様子を。
当園では肥料は“米糠”と“菜種油かす”の有機肥料のみを使用しています。
私の感覚では植物に肥料を与えてるってイメージではなく、土にいる微生物に与えてるイメージです。
植物に養分を与えるだけなら専用の即効性の化学肥料を使えば良くて。あれは良く効きます。粒形で撒きやすいですし。現代の科学(化学)の発展ぶりには驚かされるばかりです。
しかし、当園はそれは使いません。
それは、植物“を”育てているのではないから。
植物“と”育てているから。
作物という名の『協働作品』を。
その為に、地中にいる微生物達にも協力頂いている訳です。その微生物達の健全な繁殖環境を整える為に米糠と菜種油かすを撒いているに過ぎません。
そして、毎年米糠には袋の外、中にビッシリと虫がつきます。
コクヌストモドキという小さな可愛い虫達。もうお馴染みですね。
『穀盗人もどき』って事でしょう。随分と物騒な名前だ。その命名した意図は?もどきってことは、本命の方がいるのかな?それとも盗人のもどきって事かな?なんていつも考えております。
まだ活動の季節では無いみたいで集団で大人しくしていますが、、、飛び回られても困るんですけど(^-^)
撒きます。そのまま米糠と一緒に。必要だからそこにいるのだから。その後を辿った事が無いけど、その後はどこへ行くのでしょう。不思議です。
ここでもある事が理解できますね。
“環境”を区切ってはいけないという事が。
米糠ばかりギッシリ詰まった袋の環境じゃ好む虫がたかりますよね。そりゃそうだ。分散させるべきなんです。密集が何かしらの悪影響を及ぼします。虫害にしろ病害にしろ。いつもそうです。
バランスが大事って事ですね(^-^)